ネコちゃんを飼うオーナー様へ
ネコちゃんは、体調が悪くてもぎりぎりまで我慢してしまう動物です。
「ちょっと調子が悪そうだけど、平気な顔してるし、大丈夫かな」なんて安易な判断をくださないでください。
人間だって動物だって、早期発見・治療が一番です。言葉でコミュニケーションを取れない相手だからこそ、ちょっとした変化にも気をつけていかなければ、手遅れになってしまいます。
異常チェック 下記のような異常がみられましたら、すぐに病院で診察を受けましょう。ネコちゃんの場合も早期発見・早期治療が一番です。
- 耳
- 耳をよく振る・かく、腫れ、悪臭、発赤、だれ・ふけの密集
- 目
- 目ヤニ、涙目、かゆみ、充血、まぶたの腫れ、目の色、目の突出
- 鼻
- 鼻血、腫れ、鼻の頭の乾き・ひび割れ、鼻汁、クシャミ、咳
- 口
- ヨダレ、口臭、出血、唇の腫れ、歯の汚れ、歯のぐらつき
- 尿
- 少ない(砂の塊が小さい)出ない、出欠、悪臭、トイレの回数が多い、トイレの時間が長い
- 体
- 脱毛、悪臭、被毛をよく舐める、太ってきた、やせてきた
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病気の予防について
- フィラリア予防
- 犬のフィラリアは猫にも寄生します。(弱例での寄生率30%)
犬と比べ心臓が小さいため、寄生後急性死亡の可能性大。
毎年5月中旬~12月中旬までの間、月一回投薬をしましょう。
- 混合ワクチン接種
- 伝染病を予防するために、定期的にワクチンの接種をしましょう。生後2ヶ月齢、3ヶ月齢は1ヶ月ごとに、それ以降は1年に一回の接種が必要です。
- ネコエイズワクチン接種
- ネコエイズは長い時間をかけて病気対する抵抗力が失われてしまい、進行すると死にいたる恐ろしい病気です。
初めて注射する8週齢以上のネコちゃんに、2~3週間間隔で3回接種します。その後は1年に1回の追加接種で抗体価を維持します。
- ノミの定期的な駆除(1ヵ月ごと)
- ノミの繁殖力はすごく、メスの場合は毎日50個~1000個の卵を産み、いったん発生すると完全駆除は難しいため、日ごろからの注意が必要です。
ノミからうつる寄生虫(瓜実条虫)もいるため、じゅうたんや畳、家具の下などの掃除もしっかりと行い、ノミの繁殖を防ぎましょう。
- 下部尿路疾患(F.L.U.T)
- 下部尿路疾患とは、尿道に石のような結晶や、血液・粘膜のかたまりが詰まり、尿の出が悪くなったり全く出なくなる病気です。猫の30%に発症し、特にオスの場合、尿道をつまらせるケースがあり、早期発見・治療を行わないと、腎不全や膀胱破裂の危険性が高まり、死に至ることもあります。
フードによるphコントロールを行い、定期的に血液検査を行いましょう。
- 腎不全の予防
- 猫は砂漠が起源の動物のため脱水しやすく、また犬に比べあまり水を飲みません。それは体の中で水分を有効に使い、凝縮した濃いオシッコを出しているからです。そのため、腎臓はつねに酷使された状態にあり、高齢のになるほど腎臓に負担がかかります。
特に6・7歳過ぎからはフードは低タンパク・低ミネラルのもの選択し、定期的な血液化学検査により肝臓をチェックしましょう。
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食事について
成長段階に応じた食事を心がけましょう。
- 年齢
- 食事内容
- 幼猫(誕生~1歳)
- 成長期なのでカロリー価・栄養価の高いものを選択
- 成猫(1~6・7歳)
- 適度なカロリー価・栄養価のあるもの(可能ならば低Mg・pHの酸性化させるF.L.U.T.予防用を選択
- 老猫
- 低タンパク・低ミネラル(塩分)のものを選択
- ネギ類(タマネギ・長ネギ など)
- →タマネギ中毒をおこします
- 消化の悪いもの
- →消化不良・嘔吐(イカ・タコ・クラゲ・エビ・貝類・ナッツ類・コンニャク・タケノコ・シイタケ)
- 鶏の骨・魚の骨 などの硬い骨
- →鶏の骨などは、かみ砕くと先が鋭くとがるため、のどや食道にささり危険!
- 加工品(ハム・ソーセージ・カマボコ・ちくわ・チーズ など)
- →人間の塩分摂取量に合わせて作られているので、塩分が多すぎ!
- 菓子類・甘いもの(チョコレート・キャンディ・ケーキ など)
- →糖質・脂肪が多く、肥満・歯のトラブルの原因になります!
食卓にあるものをむやみに与えるのは禁物!脂肪や塩分の多い人間の食べ物は肥満や心臓病肝臓病の原因となります。
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避妊・去勢について
避妊・去勢のすすめ
高齢になるほど、ホルモンが原因でいろいろな疾患にかかりやすくなります。もし繁殖をおこなう予定がなければ、若くて体力のあるうちに避妊・去勢手術をうけることをおすすめします。(高齢になると麻酔が負担になります。)
オスの場合は、虚勢手術をすることによってマーキング(おしっこかけ)の減少、逃亡(家出)の防止にもつながります。
♀の高齢疾患
未経産または出産回数の少ない♀(定期的に出産しない♀)は高齢になると、雌性ホルモンが原因で下記の疾患にかかりやすいです。
- 子宮蓄膿症
- 子宮内に血や膿を含んだ分泌物が貯蓄 →膣から膿の排出/腹囲膨満
- 乳腺腫
- 乳腺にできる腫瘍(悪性の場合が高率) →化膿・出血
- 卵巣腫瘍
- 卵巣のがん →発情兆候の異常(持続性発情・無発情など)/腹水/腹囲膨満
♂の高齢疾患
- 会陰ヘルニア
- 大腸が会陰部(肛門と陰嚢の間)からヘルニアをおこす→排便・排尿障害→直腸憩室を併発→死亡
- 肛門周囲腺腫
- 肛門の周囲の腫瘍→排便障害・出血
- 前立腺肥大
- 前立腺が肥大→腸や膀胱・尿道を圧 →排便・排尿障害
もし繁殖をおこなう予定がなければ、若くて体力のあるうちに避妊・去勢手術をうけることをおすすめします。(高齢になると麻酔が負担になります)↓上記の疾患が未然に防げます!
中毒をおこすもの
- 身の回りのもの
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- タバコ
- 洗剤
- 化粧品
- 蚊取り線香
- 殺虫剤
- 灯油
- 医薬品(適切なものでも過剰に与えると中毒を引き起こす場合があります。
- ホウ酸ダンゴ・不凍液・鉛や鉛製品(ペンキや絵の具)
- 植物
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- アサガオの種
- 鑑賞トウガラシ
- ジギタリス
- ソテツの種仔
- 毒キノコ類
- トリカブト
- ニセアカシア
- ヒガンバナ
- フクジュソウ
- ムキナデシコ
- 食べ物
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- ネギ・タマネギ類(これらと一緒に調理した他の具・汁もダメ)
→赤血球を破壊して貧血・血尿を起こします!
→嘔吐・下痢・多尿・興奮・発熱・不整脈・筋肉のケイレン・腹痛・血尿・脱水・昏睡
- 動物
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